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我々が産業医・産業保健契約をしているA生協の定期健診の97年度の受診率は、全体で、88%、正規84.5%、パ−ト88.6%、嘱託80%で、それぞれ、昨年より若干低下しています。4080名の時点での総合判定は、「正常+ほぼ正常」は、5.1 %、「経過観察・生活上の注意」は、19.8%「要精査」は51.6%、「要治療」は、6.5 %、「治療継続」は、17%です。昨年との比較では、「正常+」「経過観察」が、1%以下で減って、「要精査」が、2%増えてます。わずかの差ではありますが、健康状態の悪化と放置傾向が続いていると言えます。 代表的な項目の血圧は、「正常」が、80%、「境界域」が、12.5%、「高血圧」と「治療中」は、5.6、5.3 で、計10.9%です。体重は、「正常」は、53%しかいません。「肥満」では、+10%以上が、24.9%、+20%以上が、10.8%、+30%以上が、4.2 %です。「やせ」は、全体で、21.5%、男女共、昨年同様に若い世代程多いのが特徴です。 男の喫煙率は、69%で、前年の64.6%より増加しています。女の場合も、正規、パ−ト共に全国平均の14%に比して32%、22%とかなり高率です。毎日の飲酒者は、男全体では、32%、女では、正規7%、パ−ト8%でした。この割合は、昨年並みでした。 睡眠時間では、7時間未満は、男で約33%、女36%と昨年並みに高率です。5時間代も男8%強、女7%と大変です。特に、男の20代では、13%程が5時間台ですから、労働による疲労を増強する潜在的危険があります。 毎日食べない人は、男では、約11%、女では、正規5%、パ−ト約3%でした。月10日以上抜く割合は、男では、約2割、女全体で、13%強でした。昨年より状況は、悪化しています。 「運動を定期的にしている」は、男で、9.4%、女17.6%で、昨年の11.3%、22.4%より減少しています。「ほとんどしていない」の方は、男66.4%、女70%で、昨年62.8%、52.7%よりやはり悪化しています。 97年度の定期健診、成人病健診受診者の中で採血結果のある人の問診票を分析の対象とし、総拘束時間の長さと睡眠・スポーツ習慣・朝食抜き・タバコの関係を問診表から検討しました。ここで、総拘束時間とは、1日所定労働時間+月残業時間÷25+往復通勤時間(分)で計算しました。結果としては・拘束時間が長い程睡眠は短い(表1)。・スポーツ習慣は、正規とパート共総拘束時間が長い程みられない(表2)。・朝食を抜く人は、正規で総拘束時間が長い人で多い傾向(表3)等が判明しました。 以上より、この生協労働者の健診結果と労働・生活状況、嗜好状況は悪化傾向にあり、特に、労働時間と通勤時間を加えた時間による制約がその背景にあることがうかがえます。安全衛生を中心に、労使が積極的にこの点での改善に取り組む必要があることを訴えています。 |
注意: 各表最下段の「総計」には、拘束時間で表示している。 各表以外の人も含んでいるために右側の「総計」とは異なる。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||