「高い医療従事者の喫煙率、夜勤・残業が大きく影響」
- 仙台錦町診療所・産業医学センタ−と同じ財団法人(宮城厚生協会)に属すN病院(ベット160)で、職員254名を対象に「喫煙と健康に関するアンケ−ト」(厚生省研究班による喫煙アンケ−ト、健康と喫煙
に関するアンケ−ト、喫煙心理アンケ−トをもとに作成)を取り、同病院禁煙外来の横山成紀医師、伊藤
裕子保健婦他健康管理室のスタッフと検討した。
- 調査期間は、1998年6月、回収率は、約84%。(看護婦84%、技術90%、事務87%、医師48%)
- 喫煙状況 全体では、30%。男50%で、日本全体よりやや少なめであったが、女の方は、24%と
数%高かった。20〜30代では、男60%、女31%と男女共やはり全国値を上回っていた。
- 周囲の喫煙状況との関係 周囲に喫煙者いる人の喫煙率35%、いないもの6%と有意の差あり(p
<0.001 )
- 過去の禁煙教育との関係 受けた人が、16%のみ。受けた人の18%、受けない人の30%が喫煙し
ているが、有意の差はなし。
- 労働条件(夜勤・残業)との関係 夜勤者の喫煙率36%、そうでない人のは22%(p<0.05)、月残業時間20時間超エル人の喫煙率は55%、越えない人の26%(p<0.01)と共に有意高い結果であった。
- 喫煙の知識、健康感との関係 喫煙の有害性についての知識水準は、喫煙群、非喫煙群間の差は
無い。一方、健康でありたいという群では、そうとも思わない群より喫煙率は低い傾向にあった。
- 結論
*健康を進める医療従事者の喫煙率が日本全体のよりも高い。
*禁煙教育が不十分である。
*夜勤や残業が、喫煙習慣に大きく影響
*知識と共に健康感が重要