頸肩腕障害
事例は、21歳女子。

18歳で、あるスーパーのレジのチェッカーに就職。初期の研修、見習い的勤務から一人だちした3ケ 月後頃より、頸肩腕障害の症状が現れ、夏商戦の最中に右のかなりひどい腱鞘炎を羅患し、当診療所を受診しました。休業加療ご大筋では回復しましたが、チェカーに戻したところ、数ケ 月で再発、地域への営業に配転しました。書類をもっての家庭への宣伝活動でしたが、書類の持つ量を工夫して重くならないように指導しまして、右の腱鞘炎はほぼ良好でしたが、営業車の運転が負担のようで、頸肩腕障害の症状が一進一退で、再度、お客さまからの苦情、質問係に配転されました。

この仕事についてからは、時間一杯左手で電話を持ちつつ、右手で、書類を広げた り、メモを取ったりする作業でした。やはり、症状、所見が残り、苦痛を外来で訴え 続けました。そこで、ヘッドホーンとマイク一体型のものを、スポーツ中継の時に良 く見るような形に頭で支えるようにしました。その後、両手をうまく交互に使い、負 担を分散するようにしましたところ、今までに無い改善をみました。この電話の改良 代金は、見積り、工事の人件費と品代で2万円程とのこと。現場の器具改善が症状・ 障害改善の為の役立った例といえます。