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過 労 自 殺 の 特 徴
- 数値的特徴
- 警察庁生活局統計
- 1990年代に入り2万人台であった自殺が、後半から急増し、3万人を超し3万3千人程にまで増加している。
- 戦後の自殺数の推移は、失業率の推移と全くというほど波が一致している。
- 1983年から1996年での「勤務問題が原因」は、1200件台なのに、1998年以降は、1900人近くに急増し、40代から60代は、「病苦」より多く原因のトップである。
- 認定数
- 労災 :20(1983年〜1999年の累計) 注)申請数は201件
- 国公務:19(1989年〜1999年の累計)
- 地公務:29(1979年〜1999年の累計)
- 全国過労死相談ネット集計
- 相談累計約400件(1988年〜1999年11月)
- 内容の特徴
- 『広汎な発生』
業種・職種を問わず、職階・職能も全般的に発生している
- 『過重労働』が基本原因
「長時間労働」「休日労働」「深夜労働」「劣悪な職場環境」下による『肉体的負荷』と「重い責任」「過重なノルマ」「達成困難な目標」等による『精神的負荷』が最大の原因である。
- 『ジレンマ』も原因
右だと言われて頑張ると左だと言われたり、会社の指示に従うと家族・家庭がうまくいかないし、家族を思ってしまうと会社の方針に逆らうことになる。こうした状況に耐えられず
- 『出口の見えない労働・生活』も要因
一体いつまで続くのか、という気分になる夜勤や単身赴任、午前様労働等が目途、見通しの無い厳しい労働・生活の継続の中未来に展望を見出せず自殺している。
- 『うつ病に罹患している人が多い』
精神科受診の比率は少ないが、日記等の諸資料を検討すると実際には多くが「うつ病」に陥っていたと考えられる。
- 『加害者が被害者を責めている』
集団が、過重な課題と責任を背負って働いている中、当事者は、「私には出来ない、無理」と訴えるが、聞き入れられず、「夜勤頑張れば何とか出来るはず」とか「君も集団を構成する一人」と説得される。自分の意見や弱音を出さず几帳面に働き続けるが、仲々うまくいかなかったりする中、ある事態に直面(ミスや遅れ)し悩むが、その集団又は上司が守ってくれず、「我々が被った損害は君のせい」と逆にその個人を責めるという状況になり、苦しんで自殺しているケ−スが多い。
- 『闇に葬られる過労自殺』
『過労死』以上に会社が隠す。個人のせいにする傾向が強い。特に、その性格や「うつ状態」に陥った後の行動や言動に責任を負わせる傾向が目立つ。秘密にされたりすることにより、過労自殺を産んだ社会的要因の検討が遅れ、予防への対策がまだなされていない。
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