現代の健康障害の診断と治療、そして何よりも予防にとって必要・不可欠なのは、生
活内容・環境要因の把握であり、働く人々にとっては、労働条件・職場の環境の評価
です。それらを知る最大の方法・手段・技術は「問診」です。患者さんの側から見れ
ば、どうそれらを伝えるか、が大切です。
まず、我々の所の診療録(カルテ)の表紙を中心に紹介します。表紙にも効率良く記載出来る様工夫してあります(写真右@)。更に、通常の診察記録帳(第1診療録=写真右A)の他に、患者さんの貴重な情報を記録したりする第2診療録(写真右B)もあります。それらの中にある「職場環境チェック表」は、表1、2の如く「簡易」「詳しい」の2種類が用意されています。
(表2)
又、第1診療録を開くと、図1の如く「自覚症状」の隣に「環境や運動」の内容を記載し症状と比較して判断する様になっています。
第2診療録には、図2の如く、「症状」と「職歴」「居住歴」を、時系列的に比較しながら診断に役立てる表があります。又、高血圧症や糖尿病の様に慢性的に治療を進める必要がある疾患には、「慢患チャート」がありますが、図3の様に、労働や生活内容を対比して「悪化要因」を判断し、改善にもっていく様にしていきます。 ![]()
★★「労働・生活環境を探る問診法」(あゆみ出版) ★☆「あなたと家族の為の過労死しない・させない本」(農文協) ★★「今日の外来診療−第5章職業起因性・環境関連性疾患」(医学書院) ★☆「シリーズ;現代の病(4)職場の病」(同) ★ ★「特集『作業労働関連』−作業(労働)関連疾患に外来でどう対処するか? カギは問診と診療録の充実」JIM3(6)P502-5 (同) ![]() ![]() ![]()
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